『サルーン編』
MKT/MKU/MKV/クラブマン


MkT
上記写真は
 モーリス ミニ マイナー MkT

MkU
上記写真は
 オースティン ミニ クーパー MkU

 1959年8月 BMC(ブリティッシュ・モーターカンパニー)から、『オースティン・セヴン』/『モーリス・ミニ・マイナー』がデビュー。違いは、グリルのデザインとバッジで、判断がつく。排気量は850ccで外観の特徴としては、次の通りである。
@ もちろんタイヤは10インチで、オーヴァフェンダーは無い。(とういんちと呼ぶ。) 
A グリルが鯨の口のような形で、左右にモール(通称ひげモール)が付いている。 
B サイドウィンドウがスライド式になっている。 
C ドアに外ヒンジが付いており、下部が丸くなっている。 
D
テールランプ&リヤガラスが小さい。 
E ステアリングがでかく、トラックのようである。 
F ダッシュパネルには、センターキーとシングルのセンターメータ1個のみ。(クーパー系には、油温計と水温計が追加されたオーバルのメーターが付く。) 
などなど...書ききれない程、現在のミニと異なる部分が多い。ミニを知っている≪オタク?いやいや、エンスージアスト!!≫人は、特徴を探し出すのは難しくないはずである。≪私も実は、ちっとうるさい。≫
 1961年7月言わずと知れたクーパー登場。排気量が997ccにアップされ、エンジン内部も少し手が加えられている。その後クーパーは、970 Sや1071 S,1271 S,1275 Sなど...チューニングされたエンジンを搭載してこの世界に送り出されるようになる。≪一般に、クーパーとして有名なのが1967年のモンテカルロ出場車、ゼッケン177の赤いミニクーパーであろうか?!≫
 MkTモデルは1967年まで生産される。(クーパーは1969年、クーパー Sは1971年7月にそれぞれMkUモデルになりながらも、生産中止となる。)


 アレック・イシゴニス ≪ミニをこの世に送り出した有名な人物。ミニ乗りのゴッドファーザーである。≫

 ラバーコーン ≪アレックス・モウルトン氏が考えた、ミニ特有のゴム製サスペンションでピョコピョコはねるのが特徴で、これが好きというオーナーも多い。≫

 1967年10月頃には、MkTモデルからマイナーチェンジされMkUモデルとなる。名称は、『オースティン・セヴン』が『オースティン・ミニ』(1961年改名)に、『モーリス・ミニ・マイナー』は『モーリス・ミニ』と、それぞれ変更される。違いはMkT時代と同様。≪グリルのデザインとバッジで判断がつく。≫排気量が998ccにアップ。外観の特徴としては、 
@ やはりタイヤは10インチであり、もちろんフェンダーレス。≪こっちの方が、かわいい。≫ 
A グリルの形状は、角が付き横長六角形になり、ひげモールが無くなる。 
B ドアの形状・外ヒンジ・スライドガラスは同じだが、ドアノブの先端のパネル側にボッチ(セイフティーボス)が付く。(MkT時代には無かったが、走行中に子供を引っ掛けるという事故があり、安全対策の一部として取り付けられた。) 
C リアガラスが大きくなる(現行型サイズ。) 
D テールランプが大型2色となる。(通称2色テールと呼ばれ、現行型のバックランプ部が無いもの。) 
E ステアリングは相変わらずでかい。≪パワステでは無いが、結構楽チンである。≫ 
F ダッシュパネルもMkT時代と変わらない。 
G MkT&MkUのウィンカーレバーは右側にある。≪一本しかなく、MkTは先端が光るのだ!!。≫etc...
ボディは形状はMkTと同様で、細かい部分が変更されている。
 BMCは、1966年にジャガーと合併し、BMH(ブリティッシュ・モーター・ホールディングス)と社名を変更する。1968年にはレイランド(トラック/バスのメーカー)と合併しBLMC(ブリティッシュ・レイランドモータース・コーポレーション)と再度変更する。
 MkUモデルは1969年まで生産される。


 ハイドロラスティック (常に車体を平行に保とうとする画期的なサスペンション。1964年9月から1969年10月までのミニに装着されていたがコストの問題で、長続きしなかった。)
  


MkV
上記写真は
    BLMC ミニ 1000 MkV

現行型
上記写真は
 ミニ 1.3i 40Th アニバーサリー

 BLMCは、1978年BL(ブリティッシュ・レイランド)に変更。(このうち自動車部門として、1982年にオースティン・ローバーが設立。)この頃には、英国自動車業界の生き残り作戦として、寄せ集めの会社になり、非常に混乱していた。
 1969年10月 MkUモデルからMkVへとモデルチェンジする。(ボディーパネル全てを一新しており、以前のMkT&MkUと呼ばれるミニとは異なる。パッと見は同じなのだが...。)名称は、『オースティン』・『モーリス』と呼ばれたブランド名が消え、単に『ミニ』という素っ気無いものになった。バッジ類も1種類で、新たにスカットル部分に【BL】(ブリティッシュ・レイランド)の四角いサイドバッジが付く。(排気量は、848ccと998ccの2種。)この時期から『ミニ クラブマン』と呼ばれる、フロントパネルの全く違う(昔の日産サニーのような顔)ミニが生産される。クラブマン系は後ほど紹介するとして、MkVのこれまでと違う点は、 
@ 1974年までは10インチを装着していた。(1984年には、全てのミニに装着される。) 
A グリルの形状はMkUを引き継いでおりデザインは1種。(1976年には黒塗り) 
B スライドガラスは巻き上げ式になり、ドアポケットが無くなる。 
C ドアパネルが変更された為、外ヒンジが無くなり、特徴的な下部の丸みも無くなった。ドアノブもプッシュ式に変更。 
D テールランプはMkUの2色のままである。 
E ステアリングは、デザインが変更されるが基本的にMkT&MkUと同様。 
F ダッシュパネルのセンターキー&センターメーターはそのままで、スイッチ類がボックス型になる。そして、左右にフレッシュエア取り込み口が追加される。
その他、様々な変更&改良がされているが、明細はよく分からない。≪ここでは初期型について記載したが、どこまでがMkVなのか不明なので説明しにくい...。≫
 1973年頃には、『オースティン』・『モーリス』時代から続いていた、日本への正規輸入がなぜか1981年まで中断されてしまう。≪嫌われていたのだろうか!!??≫しかし、この間、『カナダ仕様』・『ヨーロッパ仕様』(いずれも998cc)が、平行輸入されていた。
 1980年8月にクラブマン系は生産終了し、再びいわゆる『ミニ』だけの時代が戻ってくる。

 1980年8月 『ミニ・クラブマン』(エステートを除く。)&『1275 GT』が生産終了して、再び『ミニ』が戻ってくると1959年以来の848ccのエンジンが隠居し、998ccのみとなる。この頃からの『ミニ』は、ほとんどMkV時代と変わり無い。外観的な特徴としては、 
@ グリルはMkUの形状と黒塗りのデザイン。(後々グレード毎に変化) 
A タイヤは10インチから12インチへと変更(1984年10月)され、樹脂製のオーヴァーフェンダーが装着された。 
B ダッシュパネルに、センターキー&センターメーターは無く、コラムに密閉式のイグニッションキーを、メーターは運転席側正面に2連装備される。 
C
その他、安全基準を満たす為のパーツが、至る所に施され40年もの長い年月を生き抜いてきた。
 1982年10月には、998ccモデルが格上げされ、『ミニ・メイフェア』という名称になる。この頃から、毎年のように限定版ミニが発売される。クーパーも1990年9月、限定版から量産され復活することになるが、往年のクーパーとは全く違う車である。そして、1992年5月には、998ccモデルが消え、1271ccへと変更される。
 基本的なラインナップは、『ミニ 1.3i(メイフェア)』,『クーパー 1.3i』の2種。 ’59年〜’91年までのミニは、SUキャブを搭載していたが、’91年10月からインジェクション化される。本国ではツインインジェクター(’97モデルからで、13インチのタイヤが標準。)が搭載される。
 BLは、1986年に航空会社(ブリティッシュ・エアロスペース)を母体とするローバー・グループ・リミテッドと社名を変更。(BL時代のオースティン・ローバーは、1989年に自動車部門としてローバー・カーズが設立。)2000年には、ローバー・カーズBMW(ドイツの自動車メーカー)の傘下になり、2000年9月に現行ミニの生産終了となる。『英国車ミニ』という名の車が無くなってしまった。しかし,生産終了直前にMWは、『ミニ』を10ポンドで英国のフェニックス社(元ローバーの社長の別会社)に売却。『ミニ』という名はMWが継ぐことになり,
そして、現行の『ミニ』は、『ミニ セブン』という名で最終モデルとして登場し、この車社会から去る。

 2002年、MWから新しいブランド名としての『ミニ』(クーパーとワン)が、生まれ変わり姿を見せた。

その他の限定ミニ
上記写真は
’97年 
ミニ クーパー 1.3i  スポーツパック

クラブマン
上記写真は
  ミニ (クラブマン) 1275GT

 1980年代前後からミニは、様々な限定車を毎年のように、この世に送り出すようになる。
1976年 『リミテッド・エディション』
1979年 『1100スペシャル』

1983年 『スプライト』
1984年 『25thアニバーサリー』
1985年 『リッツ』
1986年 『チェルシー/ピカデリー』
1987年 『パーク・レーン/アドバンテージ』
1988年 『レッド・ホット/ジェット・ブラック/デザイ ナー』
1989年 『レーシング/フレーム/ローズ/スカイ/サーティース』
1990年 『レーシング・グリーン/フレーム・レッド/チェック・メイト/スタジオ2/クーパー1.3』
1991年 『ネオン/キャンバストップ』
 
 (この年からキャブレターが引退し、コンピューター制御のインジェクションが出始める。)
1992年 『ブリティッシュ・オープン・クラッシック/イタリアン・ジョブ』
1993年 『リオ/タヒチ』
1994年 『クーパー1.3iモンテカルロ/35クラッシック』
1995年 『サイドウォーク/タータン』
1996年 『イクイノックス/クーパー35th』
1997年 『クーパー・スポーツパック』 
 (この年から本国仕様ではツインインジェクターが登場し、ラジエーターがサイドからフロントに移動する。)
1998年 『ポール・スミス/Mrビーン/ク―パー・BSCC』
1999年 『40th』

 etc......2000年以前の限定ミニ。
2001年 『セブン』
2002年 『ニュー MINI』

 (この年よりBMWから、新しい『ミニ』が誕生。賛否両論。)

 1969年10月 MkUモデルからMkVモデルへとチェンジすると同じに、『ミニ クラブマン』と呼ばれるモデルが登場する。(エステートモデルも登場。)上記でも少し述べたが、フロント周りが全く新しいものになり、ミニのイメージがひっくり返された様な感じになる。排気量は、『1275 GT』以外は998ccのみ。外観的な特徴としては、 
@ 四角いフロント・ノーズが伸ばされ、グリルが近代的になりヘッドランプがグリル内に埋め込められる。 
A フロント・バンパーの形状が変わり中央部に上げられる。 
B バッジ類は、グリル内中央に縦長の物が付く。(1275 GTはグリル右側に赤地で【GT】と入る。) 
C ハイドロラスティックサスが復活。 
D 内装は、ミニ・サルーン(皆さん良くご存知のいわゆるミニ。)MkVとほぼ同様であるが、メーターが運転席側に移動し、2連のボックス型になる。 
E 1975年10月には、排気量1098ccモデルが登場し、翌年1976年5月には安全装備の充実が図られた。(ハザード装備。ステアリングコラムのレバーが2本に増える。フロントウィンドウの合わせガラスがオプションに加わる。etc...)
などなど...≪詳しい事は分かりません。あまり人気が無かった様である。≫
 『1275 GT』は、クラブマン系のスペシャルモデルで、MkT&MkU時代の『クーパー S』に載せられていた1275ccエンジンを基本に、少しディチューンされたものになっている。外観的には、 
@ 『クラブマン』と大差は無いが、サイド下部にMINI 1275 GTとストライプが入る。 
A ダッシュパネルに、クーパーにも標準で付かなかったタコメーターが付き、3連メーターとなる。 
B 1972年から日本に輸入されたモデルには、安全装備の一つとしてプッシュ式のドアノブが、プルオープン式のものに変更されている。 
C 1974年6月には、12インチへ変更される。
 クラブマン系は、1980年8月生産終了となる。(クラブマン エステートはしばらく生産された。)
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