『長 物 編』
ミニは、モノコック・ボディと、前後のサブ・フレーム、そしてエンジン
これらの組み合わせで様々なヴァリエーションのモデルが作り上げられる。
      ミニ・サルーン以外で、サブ・フレームとエンジンを使ってボディを多少加工して延長されてできた。

ウーズレー&ライレー

上記写真は
 ウーズレー・ホーネット MkV

モーク
上記写真は
ミニ モーク

 1961年10月 BMCから『ウーズレー・ホーネット』&『ライレー・エルフ』登場。両車の違いは『オースティン』・『モーリス』と同様に、バッジ&グリルによって区別されている。ミニシリーズの最高級版として、位置付けられていた。基本的なモデルチェンジの様子は、サルーン(MkT&MkU&MkV時代)と同様でほとんど変わらない。外観的な特徴として、 
@ フロントグリルが中央に寄せられ縦長になっている。(ボンネットの形状も変更されている。)サブグリルとして左右に一個づつ追加されている。≪小さなロールス・ロイスと呼んでみよう。≫ 
A バンパーが大きく、オーバーライダーが付き、リアに関してはサイドまで回りこんでいる。
B 最大の特徴は、リア部である。ホイールベースが延長され、サルーンには無い広いトランクルームが設けられている。 
C テールランプはサイドパネルから延長された最後尾の先端に、座るような形で縦長のレンズが付けられている。 
D 内装では、ミニシリーズの最高級版に銘打って、ウッドパネルやレザーを、ふんだんに使用している。(『ウーズレー・ホーネット』は、オーバルのメーターパネルにのみウッドを、『ライレー・エルフ』は、ダッシュパネル一面にウッドを使用。)etc...
≪大まかにこんなところかな。≫
 1962年11月MkUに、1966年10月MkVにそれぞれモデルチェンジし、1969年8月生産終了となる。

 1964年8月 『ミニ・モーク』デビュー。モークの本来の目的は、主に、不整地で使用される軍用車として考案され、酷使に耐えられる頑丈なボディと、ヘリコプターで移動(落下傘で地上に置く実験もしていたようだ。)出来る小型車として軽量モデルが試作された。しかし、ロードクリアランス(ミニは基本的に車高が低い。)の不足という理由で正式生産は見送られていた。それから数年経って、生産モデルとなる。排気量は848ccである。外観の特徴としては、 
@ 一見これがミニ??と疑うようなフルオープン(オプションで幌もある。)のスタイルで、もちろんドアが無い!!。≪「ゴルフ場にあるカートです。」と言えばそのまま通用しそうである。≫ 
A フロントのエンブレムは【MORRIS】or【AUSTIN】と書かれたプレートが装着されており、グリルは1種類のみ(脱着不可)である。 
B エンジンフード(ボンネット)は左右のゴム製フックで留められる。 
C リアにスペアタイヤを背負っている。≪まんまチョロQだ!!≫ 
D ダッシュパネルのセンターパネルにスピードメーターひとつ(この辺はMkT&MkUと同様。)だけで周りにイグニッションキーなどがある。≪置時計みたいである。≫ 
E 無論カーペット類は無い。などなど..。
≪.ミニと呼ばれるものの、知らない人は何コレ??であろう。≫
 1968年10月には生産中止となるが、ノックダウン生産していたオーストラリアでは、『ビッグ・モーク』と呼ばれるモデルが登場する。(エンジン排気量を1098ccに変更し、タイヤが12インチとなる。そしてエンブレムが【MOKE】と1種類のみになった。)さらに、その後継車として、13インチを装着して、『モーク・カリフォルニアン』1275cc版も登場する。≪最近まで『カジバ モーク』なるものも存在していた。しかも新車で。≫

 ヴァン
上記写真は
オースティン ミニ 1/4 ton ヴァン

トラヴェラー & カントリーマン
上記写真は
 オースティン ミニ カントリーマン MkU

 1960年4月 ミニ・シリーズのヴァリエーションの第1作目として、リアに荷室を設けた『ミニ・ヴァン』登場。『ミニ・サルーン』のホイールベースを約4インチ(1インチ約25.4mm)延長し、伸びた分を有効に活用しようと言う目的で、商用車としてデビューする。(排気量848cc)外観的な特徴として、 
@ フロントグリルはサルーンとは違い、フロントパネルと一体型(プレス打ち抜き)で取り外しが出来ない。≪オイルフィルターの交換がしにくいんだな―これが。≫ 
A いたる所のメッキ類が省略されコストダウンが図られている。 
B リアサイドのガラスが無く、鉄板のままである。(英国ではスチール・ヴァンの方が税金が安いそうで、若者がこぞって乗りまわしていたそうだ。) 
C リアに回ると観音開きのドアに、リアシートが無くフラットな鉄板が一面に広がる。 
D 天井には換気用にエアベント≪ベントウではない。ベントウ箱のようであるが…。≫が設けられている。 
E リアには、横一文字のメッキバンパーの変わりに、小さなメッキの棒が左右にちょこんと付けられている。 
F 『オースティン』・『モーリス』の区別はバッジのみでしか判別できない。 
G 当時はナビシートもオプションだったらしい。徹底したコスト削減カーである。 
H ガソリンタンクは床下に移動し、右側にフィラーキャップを持ってくる為、切れ込みが出来る。
 1967年10月にMkUモデル(998cc)がオプションになり、ミニシリーズの中では非常に長く、1982年12月まで生産される。(ボディパネルはMkT&MkUのままであった。)
      

 1960年9月 ヴァンに遅れること約半年、ミニ・シリーズ第2作目、モーリスブランドからは『モーリス ミニ マイナー トラヴェラー MkT』が、オースティンブランドからは『オースティン ミニ セヴン カントリーマン MkT』が登場。排気量は848cc。外観的な特徴としては、
@ フロントパネルは、サルーンの物を使用し、グリル形状,デザイン,バッジによる、『モーリス』&『オースティン』の区別もサルーンと同様である。
A 当然の事だがタイヤは10インチである。
B 内装もサルーンと同様である。(要するに前側半分は、サルーンと全く同じである。)
C 『ミニ ヴァン』と違う点は、荷室部分に折りたたみ式のリヤシートがあり、人を乗せることが可能な事である。(べつに鉄板の上で座ってもらってもいいのだが…。)さらに、引き違いの大型のスライドガラスが備わっている。
D 室内全面にカーペットが敷かれ、ちょっと豪華。
E 『ヴァン』に備わっていた換気用のエアベントは無い。
F 『トラヴェラー』&『 カントリーマン』といえば、後ろ半分のサイドパネルからリアドアにかけて取り付けられている、ウッド・フレーム(通称木枠。)が最大の特徴となっているが、デビュー当時は輸出が主体で、ウッド・フレームの付かないオール・スティール仕様であった。そして、間もなく英国内で販売されるようになると、木枠付きと木枠無しの2モデルとなる。
G 1962年まではガソリンタンクが室内にあり、左側にフィラーキャップがポコッと出ていたが、安全性の問題で『ヴァン』と同様に床下に移動した。
H テールランプはサルーンとは形状が違うものの小ぶりのものが付けられている。
 1967年9月にサルーンがMkUモデルにチェンジするのと同じに、『トラヴェラー』&『 カントリーマン』も移行していった。バッジ&グリルと排気量が998ccに変更される。1969年11月に生産終了となり、その後『ミニ クラブマン エステート』にバトンタッチする事になる。
 

クラブマン エステート
上記写真は
 '70年式 クラブマン エステート

ピックアップ
上記写真は
   BL ミニ ピックアップ

 1969年10月 全車種がクラブマン顔に変更されたのを受け、『オースティン・ミニ・カントリーマン MkU』&『モ―リス・ミニ・トラヴェラー MkU』の後継モデルとして登場。排気量は1975年まで998ccで、それ以降は1098ccにアップされている。外観的な特徴としては、
@ フロント回りは、『ミニ クラブマン』と同様。
A 内装も @ と同様。
B ボディサイドからリアにかけてのパネルには、木目調のビニール製のトリムが付く。(残念な事に、ウッドトリムは付く事がなかった。後期型には、二本のステッカーに変更される。)
C ボディの後ろ半分は、前モデルと同様の手法で延長されており機能的にも、変化はなし。(下記参照。)
D テールランプは前モデルと変化なく、同じもが付けられている。
≪前から見ると、日産・サニー。後ろから見るとトラヴェラーor カントリーマン変わったミニだ。≫
 1980年中頃までの生産となる。このモデル以降、エステート(米語ではステイション・ワゴンとなる。)と呼ばれるモデルは登場しなくなる。

 1961年1月 ミニ・シリーズ第3作目『ミニ・ピックアップ』登場。(排気量848cc)このモデルは『ミニ・ヴァン』と同様の手法で作られている為、余分なアクセサリーなどは無い。外観的な特徴としては、 
@ フロント周りのパネルや、バッジによる区別は『ミニ・ヴァン』と同様である。 
A 最も特徴なのは荷台で、いわゆるトラックである。(日本車でいう軽トラ的存在。形もまんま軽トラ。) 
B リアの荷台は、横長の下方に倒れる扉が付き、荷物の上げ下ろしには重宝していた。 
C 荷台を覆うキャンバスと幌骨がオプションとして用意されていた。
D 『ミニ・ヴァン』でオプション扱いだったナビシートは、『ミニ・ピックアップ』では標準装備であった。
 1967年10月 『ミニ・ヴァン』同様に998ccエンジン(MkU)がオプション設定され、1980年11月に848ccモデルが生産終了し、1982年12月には全て生産終了となる。(ボディパネルはヴァンと同様で、MkT&MkUのままであった。)
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